棟方志功とミケランジェロ

こんにちは。

 

あなたの抱える”モヤモヤ”を晴らして
本当にやりたいこと「これをするために生まれてきたんだ!」を実現する
声と心の調律家 美和です。

 

わたしは中学高校時代を、港区は高輪台にある
頌栄女子学院というところへ通っていました。

 

今週、中学からの親友の家へ泊まりに行きました。
彼女には娘さんがいて、わたしが泊まりに行く前日に
娘さんと図画工作のことを話していて、
ちょうどわたしのことが話題に出たそうで。

 

「もう、ママは、あの日の出来事は一生忘れられないわ・・・」

 

時間の針を中学三年生の時に戻します。

 

美術の時間。
美術室は学校の校庭に面した中二階にある白い建物の中。

 

木製のオルゴールに、彫刻刀で自ら彫りたいものを彫って
ニスを塗って完成させる、というのが課題になっていました。

 

その課題の最中に、学校で映画鑑賞の時間があり、
「棟方志功の世界」とかなんとかいうタイトルの
ドキュメンタリー映画を見たんですよ。

 

棟方志功。
仏様の絵をダイナミック且つ超個性的な画風で描く版画家です。

 

棟方志功2

 

これ。みたことあります?

で。
棟方志功は非常に視力が悪く、それこそ牛乳瓶の底みたいな、
いわゆるギュウゾコ眼鏡をかけてるんですよね。

 

彼は目を手元に非常に近づけて彫るスタイル。

 

201208141349000

 

ね、すごいでしょ。すごい近いでしょ。

 

そして、映画の中で言っていた言葉。
それは

 

「木が彫ってくれ、彫ってくれ言うんです」

 

なるほど。彫ってくれ彫ってくれ言うのか。

 

先生のモノマネとかして、友達を笑わせていたわたしは、
美術の時間に、棟方志功のモノマネをしたんですねえ。

 

左手に彫刻刀を持ち、目をオルゴールに半端なく近づけて、

 

「木が彫ってくれ、彫ってくれ言うんです」

 

ドッカーン!

 

みんな映画を見たばっかりだから、それはそれは大爆笑。
その時、同じテーブルに6〜7人居たと思うんですけど、
親友はたしか隣かすごく近くに座ってたんですよね。

 

みんなたいそう笑ってて、笑ってくれるのがまた嬉しくて、
調子に乗ってまたやったわけです。

 

「木が彫ってくれ、彫ってくれって泣くんです」

 

あははははははっ!!!! うけるぅぅ〜っ!

 

・・・・・・・・。。。。。。

 

そして一瞬にして静寂が。

 

その時、わたしは右の手のひらを上向きにし
水を掬うような形にしていて、

 

そこへ、みるみると赤い液体が溜まっていく。

 

・・・キャ、、キャァ〜〜〜〜ッ!!!美和ァァァァァァァァッッ!!!!

 

そうです。
わたしは自分の右の手のひらを、彫っちゃったんですねえ。

 

それもかなり深〜〜く。

 

もうね、それは大変な大騒ぎ。

 

どんどん溢れて指から流れ落ちる真っ赤な血を見て、
わたしは痛みよりも

 

「え?・・・綺麗な赤だなあ。 ・・・切っちゃった?」

 

みたいな。そんな感じ。

 

そこからすぐに近くの病院に連れて行かれて、3針縫いました。
もうちょっとで神経切るところだった、とのこと。

 

親友いわく、

 

「美術の時間って、いろんなことやって大好きだったけど、
なにやったか覚えてない。
美和のことしか、覚えてないわ・・・」

 

わたしはこの話を持ちだされるまですっかり忘れかけていたけれど、
そういえばそんなこともあったなあ。

 

人が笑って楽しんだり、喜んでくれることって、
嬉しいですよね。

 

怪我するほどやんなくていいんだけども。
笑いとともに、ちょっとトラウマにしちゃったっぽいけども。。。

 

小学校のときから、
先生のモノマネして、友達は大笑いしてくれてたっけ。

 

モノマネしていた、まさにその時。
その先生に見つかり、
新聞紙を丸めてガムテープで補強した棒で
不意打ちに頭を叩かれ、首を傷めたり。。。

 

いやあ、人のためになにか、
笑いや幸せな時間を届けるのが、
むかしから、大好きだったんだなあ。

 

と、目線を右の手のひらに向けると、

 

3針縫ったあの傷が、
いまではわたしの人生の線として
異彩を放っているのでした。

 

どんな形で貢献するのが好きかは人それぞれだけど、
「自分なりの貢献」は、どんな形ですか?

 

わたしはやっぱり、大声で笑うような場を創るのが、とっても好きだなあ。

 

で、棟方志功の言葉。
「木が彫ってくれ彫ってくれ言う」

 

これって、ミケランジェロも同じようなこと言ってますよね。

 

「大理石のなかに人が居るから、早く出してあげなきゃ!」と。

 

自分のなかに眠るもの、それは可能性かもしれないし、
未来に待っている自分かもしれないけど、

 

きっとソレも、わたしたちにずーーーっと言ってるのかもね、
「早く出して!出して!」って。